経常利益の見方

経常利益は、本業での儲けを示す営業利益から営業外収支を加味した数値となります。

 

営業外収支としては、為替動向による為替差益または為替差損があります。

 

日本のグローバル企業では、為替市場でドルやユーロに対して円安が進むと為替差益が出ることが多くなっています。

 

為替差益が出ることで、企業の収益というのは実力以上に押し上げられる場合が出てきます。

 

逆に為替市場で円高が進むと、為替差損が出ることになってきます。

 

そのため、海外売上高比率の多い企業というのは円高になると、収益が予想以上に押し下げられることになります。

また、営業外収支として保有株式の評価益または評価損があります。

企業が保有している株式の株価が上がると、株式評価益が生まれることになります。

 

逆に保有している株式の株価が下落すると、株式評価損が発生することになってきます。

そのため、M&Aを多く実行してグループ会社などの株式保有比率の高い企業というのは、株式市場の相場環境によって収益が大きく左右される面が出てきます。

しかし、それらの営業外収支は、単年度の一過性の要因となることが多いです。

そのため、企業を正しく評価するためには、どのような内容の営業外収支が発生しているかを調べることが大事となってきます。

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